香港空港経由で日本に帰ろうとした時に、香港空港が全便欠航していた話

先日、以下記事にも記載しましたが、日本から香港経由でハノイに行きました。そう、香港空港経由だったのです。 連日ニュースになっていたので、お察しかもしれませんが、帰りの飛行機は飛びませんでした。 香港空港が全便欠航していたからです。

香港行の飛行機に乗った話、香港空港内での行動 - moamoa diary

運悪くぶつかって経緯を忘備録として記載します。 ↑の記事には記載してませんでしたが、実は行きの時点で既にデモ隊は到着ロビーに居座ってました。 伏線は貼られていました。

香港空港経由の飛行機変更の経緯

私の飛行機は19:55ノイバイ空港発の飛行機でした。 なので、例のごとく16時ハノイ発の86バスで空港に向かいました。 バスに乗り込むと私のAndroid端末にGoogleから私の登場予定の飛行機がキャンセルになったと連絡が入りました。この時点でまずいことになったと思い、香港デモの問題が頭をよぎりましたが、まだ正式に航空会社から連絡はなかったので、大丈夫と信じてました。

空港に到着すると、誤ってターミナル1に到着したことに気づきました。ターミナル2に行く必要があるため、シャトルバスでターミナル1に向かいました。十数分程度ですが時間無駄にしたぁと思いましたが、序章にすぎませんでした。

ターミナル2につき、航空会社の受付に行きました。 その待ち列を見て、不審さを覚えたんですが、並んでみると、列がまったく進みません。 受付に人がいるのに利用客誰も受付に行きません。今思えば視力が悪く見えませんでしたが、モニターに何か怪しい画面が表示されていたようです。

おかしいと思い、スマホで調べると数分前に更新されたニュースを見ていて驚きました。 その日のPMから香港空港が全便欠航になっていたのです。 私はノイバイ空港に19:55発の飛行機に乗り、香港に向かうはずでしたが、ぶつかっています。 これはまずいと周りを見渡すものの、航空会社の人も明らかにあたふたしています。予想では受付の人も本社からの司令待ちだったのだと思います。

さて、待っていると係りの人が出てきて、「Just to hong kong」なチケットの人はカウンタに来るように言いました。これが地獄の幕開けでした。 日本人を含むアジア人と思われる人が一堂に受付に向かいました。 私は自身も含まれると思い、その受付の人に私のチケットも該当するか聞きました。 ですが私のチケットはTransitだったので、含まれずそのまま待つように言われたので、いそいそと列に並びました。 さて、今列に並んでいるのは主にヨーロッパやアメリカからきたと思える白人の人が多いです。 一方でカウンタにはアジア人と思わしき人たちが大挙しています。 本当にあのアジア人たちは「Just to hong kong」だったのでしょうか。

それでも待てば進むと思い待っていましたが、列に待っている我々はいつまでたっても前に進みません。
なぜなら、アジア人と思わしき人たちは空港に到着すると即座に列には並ばずカウンターに突っ込んでいくのです。
まるで列に並んでいる我々の姿が見えないかのようです。

突っ込んでいくのはアジア系の人のみで、白人の人はルールを守って列に待っています。 そのうち、ある白人の方が割り込んだアジア人に声をかけ、列に並ぶように叱っていました。 するとそのアジア人は謝り、列に並ぶよように見えました。 そしてその白人がカウンタに着くと、別のカウンタに割り込んだのです。

地獄絵図のように感じました。これがアジアの強さかとも感じました。 まるで、アジア人は自分さえ良ければ、ルールは無視という思いを感じました。 蜘蛛の糸のようで、まずは自身の保身を大切にしているようでした。 一緒に沈む船に乗るときに周りがアジア人だったらと想像しました。

さて、とかなんとか言っても列に並んでいる我々はただ大人しく待つしかなく、 二時間ほど待つとやっとのことで、カウンタにつきました。 その時にはアジアの人は8,9割り方いなくなっていました。 カウンタの着くと、係りの人は日本への直通便で別の飛行機を提案してくれました。 じゃあそれでとなったんですが、なんと予約を変更して別の便に帰れるのはマネージャーしかいないと言うのです。 そのマネージャーの列を見るとまたまた列ができています。 他のカウンタの人は飛行機提案をしているだけのようでした。

仕方なくマネージャーの列に並びますが前方を占拠しているのはアジア人の残党でした。 彼らは大声で何か怒鳴り散らし、マネージャーは困った顔をし続けています。 そして、一時間がすぎ20時くらいになりました。 するとマネージャーが立ち上がって、別のカウンタに向かいました。 どうも今のカウンタは20時までの場所だったようです。

新しいカウンタに着くと、既に大方のアジア人はいなくなっていることに気がつきました。 そして、新しいカウンタでも私を残して、残りのアジア人が割り込んで次々と消えていきます。 すると、今度は残った白人の人たちがカウンタを占拠し、一時間以上、怒鳴りつけるように話しています。 私の聞き取った中では、遅れたことで別の飛行機に乗れなかったことの賠償について話しているようでした。

マネージャーの人はただおろおろとしているだけのように見え、 経路を探しているだけなら、別の担当に任すべきなのでは? 別のチケット発券を待っている人のために時間を使わないのかと苛立ちを覚えました。

ただ、無力な私は後ろで右往左往し、早く進まなかなと思うことしかできませんでした。 すると私と一緒に旅行していた友人が斜め前に進み、別の担当係員に話しかけだしました。 少し話すとその担当の人がマネージャに何かを伝えてから、数分すると別のカウンタで呼ばれました。 そして、次の日発のベトナム航空の飛行機に予約になったことを伝えられました。

それを見て思いました。もっと早くに声かけていたら、すぐに手続きが終わったんじゃないかと。 この時にには22:00になってました。空港には17時についてたので、私は5時間も飛行場で待ち続けたことになります。

次の日の飛行機になったので、どこかで一泊しないとということで、 Expediaでホテルを新たに手配することになったのですが、空港内のホテルは同じような客が多かったのか埋まってしまいました。 なので、空港周りのホテルを選ぶんですが、空港から5km以上離れていて、タクシーを使うしかありません。

Grab使おうにも使用者が多いみたいでつかまらず、しょうがないので空港前のタクシーに声をかけました。 Grabでは90,000ドンと言われていましたが、300,000ドンと言われました。怒りに震えました。 結局何人もGrabで探して見つかった人に連れられてホテルにいきました。 そして、ホテルで次の日朝早くに空港まで連れてってほしいと伝えると200,000ドンと言われ仕方なくOKとしました。

そして、次の日にホテルカウンタで寝ていた受付の人に連れられて、無事にベトナム空港の受付につきました。 本当に予約されているか心配だったんですが、あっさり搭乗手続きは済みました。 最後に空港でフォーを食べ、お土産を買いました。 そして、時間通りに空港の内の搭乗口に並びます。周りの観光客を見ると、昨日私と同じ目に会った人はいないようでした。と思ったら、1名ほどは知った顔の人はいました。

そして、時間になり、飛行機に搭乗して無事に帰国しました。

荷物が少なかったせい?かお土産の口がオープンだったせいか、なぜか税関検査で止められて、 中の手荷物を一つづつ説明する羽目にはなりましたが、無事に帰国しました。

残っていたベトナムドンの両替がみずほなど有名どころではできなかったので、トラべレックスで両替しました。 そして、そのお金を掴み、友人と近くのラーメン屋にいきました。 そこでラーメンの味は本当においしくて、私は無事に帰国できたことに涙しました。

結論

今回のトラブルで以下学びました。

  1. 海外情勢により、飛行機は遅れる。海外に行く際は確実にそれを踏まえて予定立てること
  2. アジア人は強い
  3. 空港会社もトラブルに弱いかもしれません。そういう時にこそマネージャーの力は発揮されるはずです。

あとがき

アジア人は本当にたくましいことがわかりました。 しかし、私はそれに尊敬の念はあるのですが、何か違うような気持ちを持ちました。

今回、私は次の日も休みで用事が特になかったので、一応冷静さを保ってました。 ですが、あの時のそうではないと思われる客の怒りは相当のものでした。 私がもし同じような立場であの場面にいたときに、冷静に対処できたかはわかりません。 何よりもどう行動すべきだったのかすらわかりません。

  1. 周りを無視して、恥知らずなルール無視の行動を取り、可能な限り周りより早く帰国するように動く
  2. 帰国できるタイミングは時間が経つに連れて周りよりも遅くなるが、周りを尊重し、ルールを守り、空港内でひたすらに待つ。
  3. 何か別の道を探す。

少なくとも今後海外に行くときは常に覚悟しようと思うとともに、当分は海外に行きたくないなぁと思いました。